べつやくメソッド的理解

少し古いのですが、イラストレーター・ライターのべつやくれいさんの「べつやくメソッド(円グラフで表そう)」的なアプローチってブリーフセラピー的だな、と思いました。専門的には、色々とあるのでしょうが、あまりきちんと確認していないので、ブリーフセラピストの間では当たり前だということならすみません。

このやり方は、生活の中である行動に支配されている、と思っているクライエントに有効です。たとえば、私には彼しかない、ずっと彼のことを考えているし、彼のいない人生など考えられない、全て彼のために行動している、などという方です。

べつやくメソッドは、ある事柄を円グラフで表します。面接では、実際に生活全体を円グラフで表すとどうなるのか、という感じで質問します。質問しながら、円グラフを書きます。こんな感じ?と何回も書き直していきます。視覚的に理解できる図を描くのが大事ですね。

最初は100%彼のことであった円グラフが、食事しているときも?トイレも?寝ているときも?彼のこと考えている?と質問することによって、彼のことが50%、30%となっていきます。ここで大事なのは、思っていたより実際はとらわれていないということに気付くことです。数字は対して重要ではないです。その点では、ソリューションフォーカスト・アプローチのスケーリングクエスチョンの一種かもしれません。

12月 3, 2012

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