コロンボ式

コンプリメントの理由については以前も書きました。

コンプリメントするのに、あまり知らない内容だとその理由が見つけられません。反対に、良く知っている事柄や自分の方が良くできる内容でも、コンプリメントしにくいです。実際にほめにくいのですね。

そんな時に使えるのがコロンボ式です。刑事コロンボはアメリカのテレビドラマですね。主演はピーター・フォークで、うちのカミさんがねーというセリフが有名です。

これは、コンプリメントの理由のうちの「3)他の誰かがそう言っている」に含まれます。自分はよく知らないが、うちのカミさんが良く知っているとするわけです。○○、あー、それすごいですね。確か△△ですよね。あまり知らないのですが、うちのが良く話していますよ。なんて感じです。

コロンボについては、以前勤めていた病院のPSWのOさんから伺いました。Oさんは面接のトレーニングなんて必要ない、日々の会話が面接の練習そのものなんだと言っています。私も後半部分は賛成です。

コロンボでは、コンプリメントに必要な技術を学べます。「そりゃ、たまげたなー(反応)」や「どうしてそんな方法が思いつくのですか?(コンプリメントするための質問)」などです。また、面接に必要な、ワンダウンポジション(相手より一段さがっている)やノット・ノーイング(無知である)もコロンボの基本的な姿勢です。このやり方自体はジョイニング(波長合わせ)の方法と考えることもできます。

さらに、コロンボには、有名な質問方法もあります。話が終わるかなーと思った時に、最後に一つだけいいですか?と質問します。でも、これは実際の面接では使えないですね。

1月 9, 2013

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