本を貸す

つい自分の読んだ本を貸したくなる傾向があります。

病院に勤務していたときは、経験年数の短いソーシャルワーカーに心理療法の本などを貸していました。特に相手からの希望もないですし、特に肯定的な反応もないのですが、つい貸したくなってしまいます。

元々、読書をする習慣がなかったのですが、仕事をしてから読書の必要性がわかってきました。20代前半のころですので、わかったのがとても遅いみたいです。相談の仕事をすると、専門的な知識も必要なのですが、若いころは経済的にも余裕がなく専門書は読みたくても読めませんでした。ソーシャルワークに関する書籍などは、地域の図書館にはほとんど置いていなかったのです。

そのようなことから、少しでも興味がある専門書をみつけると、あまり考えずに買ってしまうようになりました。その読み終わって溜まった本を、同僚の若いソーシャルワーカーに貸すのですが、当然のことながらあまり喜んでもらえません。まあ、どちらかというと迷惑な印象ですね。今はその若いソーシャルワーカーも立派になられて、本を貸すこともできなくなりました。

本は他人から勧められて読んでもほとんど役に立たないのでしょうね。自分はあまり本を貸してもらった経験がないので、わからなかったのです。

自分で読みたい本を自分で探して読む。これが一番ですね。なのにこのサイトには広告がありますが…。

2月 22, 2013

コメントを残す