噂話的コンプリメント

コンプリメント(ほめること)には直接的なものと間接的なものがあります。間接的なコンプリメントには、「他の人が○○と言っていましたよ」と伝える方法や、「他の人は何と言っていましたか?」と質問する方法があります。

質問については、その答えに焦点を当てることによってコンプリメントとなります。他の人の言葉だけでなく、表情でも良いのです。答えの「にっこり笑っていた」「鼻の穴が膨らんでいた」などに焦点を当てて、間接的にコンプリメントすることができます。

また、他の方法として、コンプリメントする内容をなんとなく聞いてもらい間接的にコンプリメントとする方法もあると思います。対象者(例えばAさん)が少し離れたところにいて、別の誰か(例えばBさん)にAさんをコンプリメントするのです。Aさんは話が聞こえるか聞こえないかのところにいます。噂話的コンプリメントです。

Aさんが聞こえたときは、反応する場合と反応しない場合が考えられます。反応して会話に入ってきたときは、「イヤイヤこちらの話」と言って、詳しく話しません。反応しない場合は、そのままです。どちらも、詳しくはわからないが、自分のことをほめていてくれたと、Aさんは思います。あとで、AさんはBさんに話の詳しい内容を聴いて、その時点で間接的にコンプリメントされることが予想されます。

Aさんが聞こえなかったときは、それでも構いません。Bさんはその話を聴いているので、あとでAさんに話すかもしれません。その場合はBさんによって時間差で間接的コンプリメントが行われます。Bさんは言わないかもしれませんが、それでも良いのです。BさんはAさんの良い点を知っているのですから、Bさんの見方が変わる可能性があります。

間接的コンプリメントによって、システムに良い循環を起こすことができることがあります。と思っているのですが、なかなか実践は難しいです。

1月 18, 2013

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