形容詞的コンプリメント

カウンセリング技術としてのコンプリメント(ほめること)については何回か書きました。直接的にほめない方法として、間接的なコンプリメントがあります。

間接的なコンプリメントの方法としては、会話の中で形容詞(句)的にコンプリメントする方法があります。コンプリメントの内容を話題の中心にせずに、そっと脇に置いておく感じです。

たとえば、「こんなことができるお姉ちゃんは○○」「めちゃくちゃ優しいお母さんが○○」などと表現します。この○○が大事で、会話の中心テーマを持ってきて、多くは質問の形にします。そうすることによって、コンプリメント的形容詞を後回しにして、テーマの質問に回答することになります。

クライエントが形容詞に引っかかって、質問に回答しない場合もありますが、そのようなときは、他の言葉に変えるか、違う方法のコンプリメントを行うと良いと思います。

形容詞の内容は、できればクライエント自身が話していた言葉とするのが望ましいです。ただ繰り返しをしているようで、コンプリメントしているとはわからない感じにできると良いのですが…。

1月 24, 2013

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