サービスの拒否

ケアマネジャーとして仕事をしていると、サービスを利用したがらない方に出会うことがあります。「今のままで良いです」「このサービスはいりません」などと言って、サービスの利用を拒否する方です。

こちらからすると、アセスメントをしたうえで必要だと思うわけですが、ご本人もご家族も色々な思いがあって拒むのだと思います。

今までには、以下のようなご意見がありました。

・経済的に辛い
・外部の人間が家に入ってきてほしくない
・以前嫌な思いをした
・よくわからない
・誰かの世話になりたくない
・必要性が理解できない
・ケアマネが信用できない
・自分の状態はそこまで悪くない
・ゆっくりしたい
・やりたくない
・めんどくさい
・暖かくなってから
・身体の調子が良くなってから

サービスを利用すると、経済的な負担だけでなく、新たな環境に対する心理的負担や、今までできていたことができなくなるなどの社会的な負担が考えられます。

そのさまざま負担を無視できるようなメリットがあれば、利用してみようと思うはずです。天秤にかけるといった感じですが、人が行動をおこすためには、動機づけが必要です。

そのために、サービスを利用するとどうなるのかということについては、我々は十分に説明する必要があります。できれば、ご本人やご家族がイメージする未来のためには、このサービスが必要です、というような説明がしたいのですが…。なかなか難しいです。

1月 29, 2013

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