動機づけ

以前、クライエントの訴えは、欲求のことであり、生きていくうえで大切なものと書きました。心理学では、この欲求を動因(drive)や動機(motive)といいます。動因は本能的な欲求であり、食欲、性欲、睡眠欲などのことですね。

一方、動機(motive)は様々な行動を起こすための目的のことです。サッカーなどのスポーツでも「モチベーションが低い」などと使われます。この場合のモチベーションはやる気みたいな意味です。心理学ではこのモチベーション(motivetion)は動機づけといわれています。

動機づけには内面から湧くもの(内発的動機づけ)と、外部から与えられるもの(外発的動機づけ)があります。内発的動機づけには、その行動を面白いと思う気持ちなどが、外発的動機づけには、その行動から得られるお金などがあります。

人間が生きていくには、動因だけでは不十分であり、動機が大切です。ケアマネジメントでもカウンセリングでも、クライエントの内発的動機づけをいかに行うかが、支援の重要なポイントとなります。

私は、仕事に対する内発的な動機づけが、今ようやく高まってきたところです。

1月 30, 2013

コメントを残す