木を植える
先日、うちの狭い庭に木を植えようと、息子と二人で花木センターに行きました。子供達の名前には、「きへん」の文字を入れているので、その文字の苗を植えようという話になっていました。
予定の植木はみつからなかったので、それに近いものにしようと息子と決めて、妻に報告したところ、反対され、見送ることになりました。
帰りの車中では、息子から「パパはママより年上なんだから、決めちゃえばいいんだよ」と言われ、「そうだねー」となんとなく返事をしました。
家族療法の中でも、構造派といわれる考え方では、家族内の決定が重要視されます。何を誰がどのようにして決めているかということです。なにか問題が起きているときに、この決定について確認することや、その決定までのプロセスを変化させることが、その解決につながるのではないかと考えます。
ということで、今まで妻に言われた時はそのままにしていましたが、今回は息子が言っていたことを妻に伝え、こどもの名前に関係する植物以外の苗木を、息子と私で選んで植えることを宣言しました。
うーん。どうでしょうか。決定のプロセスについては、十分に検討する必要があります。ある特定のパターンがあるとしても、人の生活はそんなに単純化できるものではないのです。家族のメンバーがその決定プロセスをどのように捉えているかも重要なポイントです。
また、家族療法のある流派では、家族が今まで行ってきた効果のないかかわりの方法を偽解決と呼んでいます。この偽解決によって問題が続くとされているのです。
私の場合は、他の方法の方が良かったかもしれません。
コメントを残す