ミラクルクエスチョン的な質問

先日、カウンセリングではない面接の場面で、相談者の方にミラクルクエスチョン的な質問をしました。カウンセリングではないので、できれば自然な形で質問したかったのですが、どうもカウンセリングくさい質問になってしまいました。まあ質問の仕方がへたくそなんですが…。なので、「的な質問」です。

ミラクルクエスチョンとは、ブリーフセラピーの質問方法で、クライエントに具体的な解決のイメージを持っていただくやり方です。「眠っている間に奇跡が起こり、その問題は解決してしまいました。しかし、あなたはそのことに気づいていません。起きてから、どのようなことで、問題が解決したということに気づきますか?」と質問します。しかし、そのままいうと、なんかおかしくて、また恥ずかしいので、少し変えて質問するようにしています。なので、私の場合は「的な質問」です。

先日の面接場面での「どのようなことから気付くか」についての相談者の方のお答えは、「家族に対する肯定的な評価と自身の疑問形での反応から」というとても素敵な回答でした。その方は頭の回転も良いのでしょうね。この回答は質問している側には思いつかないもので、ここにこの質問の醍醐味があるのだと思いました。

問題の解決の状態は、クライエントが一番知っている…ということですね。クライエントの知っていることをいかに引き出すかが、カウンセラーには求められます。

4月 28, 2013

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