アイロン台

アイロンがけが好きなんです。好きというか、習慣のようであり、儀式のようでもあります。約20年くらい大体毎日かけているので、パターン化された行動になっていますね。何回もかけているのですが、いつも新鮮な気持ちでかけています。

イメージとしては書道のような感じです。墨を磨るときと同じように、正座をしてアイロンが温まるまで精神を集中させます。

実際には、温まる間に歯磨きなどをしているのですが。

以前は、かけ終わる時間を意識していました。最短で3分だなどと言って、自分と戦っていました。そんな時はものすごく雑で、元々の目的を忘れかけていました。なので、最近は仕上がりの質を意識しています。

少し前に気付いたのは、アイロン台が大切ということです。アイロンが主役ならアイロン台は脇役ですが、台がしっかりしていると仕上がりが違います。アイロン台は、アイロンの熱や蒸気を受け止める受け手ということですが、脇役である受け手がしっかししていないと、質を高めることはできません。

コミュニケーションも同じです。会話を受ける方、つまり話を聴くことの方が大切なようです。聴くことを大切にすると、お互いに話すこともうまくいき、その結果コミュニケーションの仕上がりも違ってきます。

去年の私の誕生日プレゼントはアイロン台でした。なかなか良い選択です。

6月 13, 2013

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