自由と責任
久しぶりに父親のところに行きました。父はサービス付き高齢者向け住宅に入っています。
住宅に入ってしばらく経ちますが、自由が少ないのが不満と言います。自由とは、好きな買い物をしたり、好きなものを食べたりすることのようです。
確かに現在のサービス付き高齢者向け住宅は、あまり自由がないのかもしれません。その分、自然が豊かでとても良い環境なのですが…。
父の年金は一人で生活するにはギリギリの額です。また、今までの経過から、助けてくれる親族は少ないのです。おのずと手に入る自由は限られてきます。
手に入る自由を広くすると、経済的な面などでその後の生活が破綻する可能性があります。また、自由の内容によっては、健康を害するかもしれません。そのため、自由を手に入れるには多くの責任をとる必要があるのです。
そんなことを父に話した帰り道、さて自分の場合はどうだろうかと考えました。
…。
自由に対する責任をとることは、簡単に約束できるものではありません。そんな簡単なことが、改めてわかりました。また、自分で言っておきながら、責任とはいったい何のことなのか、よくわかりませんでした。
責任はわからないが自由はほしい、これが人としての欲求なんでしょうね。
父の自由について考えるはずが、自分のことばかりになっていますね。
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