相談したくない
来所される方の中には、できれば来たくなかった、家族が悪くて自分は相談の必要がないなどとおっしゃる方は多いです。学校の先生や会社の上司から勧められて、渋々やってきたという人には良く見られます。
昔、ソリューションフォーカストアプローチでは、クライエントとカウンセラーの関係性を以下の三つの状態に表しました。
カウンセリングにノリノリな状態を「カスタマー」、イヤイヤでシブシブを「ビジター」、他の誰かが悪いと思っているのを「コンプレイナント」としています。
これは、カスタマーが良くてビジターが悪いとか、カウンセリングによってコンプレイナントをカスタマーに変えるということではありません。
また、私がカウンセリングを行う上で、クライエントのとの関係をこのように捉えているわけではありませんが、どのような考えで来所したのか、カウンセラーである自分との関係はどうかと検討することは、とても大切だと思います。
関係性によって、介入方法を変える必要もあるのですが、何よりもそのような関係性や考え方に沿った形で、その関係性に乗っかっていることが大事ですね。これは、「波長合わせ」や「ジョイニング」といわれるものですね。
クライエントとの関係性にどこまで合わせることができるのか、これによって、解決できるかどうかが決まるように思います。
コメントを残す