周りの問題

先日、ある友人から相談されました。その方の娘さんは、特にお酒が好きというわけではないのですが、色々なストレスによって飲みすぎてしまうそうです。ほぼ毎回記憶をなくすまで飲んでしまい、友人関係にひびが入るなどの影響が出ています。

毎回記憶をなくすこと、飲酒による社会的な問題があること、自身では酒量をコントロールできないことから、アルコール依存症を疑うこともできます。もちろん、正確な診断は医師がつけるべきです。

アルコールに限らず、人が酔いを求めることは仕方のないことかもしれません。しかし、酔いに対するコントロールができないと、生活に影響が出てしまいます。本来、酔いは生活の一部分であるはずですが、依存症となると酔い中心の生活となってしまいます。

私たちの会社では、生活を練習することを事業として行っていますが、生活がうまくいかなくなる原因は依存症以外にもたくさんあると感じています。しかも、その原因の多くはその人自身にあるのではなく、その人の周りにあると思うのです。その人自身の問題ではなく、その人の周りの問題です。

周りの問題に対して、本人ができることは限られています。本人はそのような問題が周りにあることを理解して、そして周りにいる家族、友人、関係者や専門家に支援を求めるべきです。そして、一緒に話し合うことによって、自身が望む生活を続けることができるのです。

8月 19, 2017

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