秘訣クエスチョン
面接の中で「 その秘訣は何ですか?」と、質問することがあります。ブリーフセラピーでは当たり前なのかもしれませんが、ソーシャルワークの中ではあまり使わないようです。自分も以前ソーシャルワーカーとして働いていたときは、質問したことがありませんでした。最初は、質問しづらいのですが、慣れてしまえば問題ないです。
○○の秘訣は何ですか?と訊くのですが、その目的は、1)コンプリメントすること、2)対処行動を確認すること、3)リソースを確認することです。
1)は説明するまでもないのですが、ほめるということです。○○なんて、いやーすごいですね、という感じです。
2)これは、ブリーフセラピーのコーピングクエスチョン(どのように対処してきたのか)やサバイバルクエスチョン(どうやって乗り越えてきたのか)に近いと思います。
3)この目的が一番強いのかもしれませんが、こんなに良いところ(リソース)があるんだということを感じてもらうわけです。
先日、専門職の方に秘訣クエスチョンをしたところ、「エンパワメント(本来持っている力を発揮すること)していただき、ありがとうございます」と丁寧にお返事いただきました。それに対する私の反応は、「いやー、その…」とあいまいになってしまいましたが、そこでまた、丁寧に答えられる秘訣を質問できたら、もっとよかったのかもしれません。
私自身この質問にまだ慣れていないようです。
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